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2026.2.10

自然と調和した美しい景観を保つ別荘地_2

自然と調和した美しい景観を保つ別荘地_2

一昔前と最近の別荘建築で異なることは、機能・利便性を求める傾向でしょうか。非日常感の演出は普遍的なテーマですが、休暇が増え長期化する影響があるかもしれません。H氏の別荘もご家族やお客様に配慮した工夫が随所にあります。

別荘地の高さ制限が厳しいため玄関レベルは道路より少し下げています。ビルトインガレージに隣接する廊下面はガラス張。壁の一部にイエローベージュの粗塗り左官材を採用した2階への階段は、リビングのお客様を気にせずに出入りができる配置。リビングダイニングはさらに60cmステップダウンする計画とした。

敷地は南に突き出た尾根の先端にあり南西に開けている。26帖のLDKは池と夕日を見るため南西に大きな窓を設置し、外側にL字型のデッキテラスを作った。デッキテラスではバーベキューやグランピングが楽しめる。デッキに水回りを設置。内廊下ともつながり、利便性をアップしている。薪ストーブも窓辺に設置して、遠くの丘を背景にストーブの炎を観賞できる。内装はブルーグレーのキッチンを基調にグレーのフローリング、壁天井はオフホワイトの珪藻土塗系官材で全体を整えた。

LDKにはドッグスペースとパントリー※1が付属している。ドッグスペースはR壁面に収まり、越高の扉付。

一人でくつろげる落ち着いた配色の小さなライブラリーバーを南の先端に配置した。リビングに隣接するオープンスペースではあるが、段差やアール壁で独立性を保っている。

2階のインナーテラスはリビングを見降ろしたり、リビング吹き抜け上部にあるピクチャーウインドウからの景色も望める。扉を付け1階の音を遮蔽し、冷暖房の効率も高めている。

2階は勾配天井を採用して開放的で明るい印象に。


トップライトにした明るい洗面脱衣室には4人用サウナが付属し、西側デッキテラスに出られる。水周りのモザイクタイルは目地色や形を工夫して非日常感を取り入れた。

photo by Yoshihiro Hagiwara

設計/監理:株式会社石原山口計画研究所
施工会社:TK base house
 
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